慶應大・田中准教授に聞く 量子アニーリングとAIの組み合わせにも期待

量子アニーリングは、選択肢が多岐にわたる複雑な問題を驚くほど効率的に解けると期待されている技術だ。慶應義塾大学理工学部の田中 宗准教授とBCG Xのプリンシパル高柳 慎一が、社会実装の可能性や技術の未来について対談した。(全3回)※肩書は撮影当時

第3回では、AI(機械学習)と量子アニーリングを組み合わせた「ブラックボックス最適化」1の方法を、材料工学での活用を例に紹介する。ビジネスでの展開も期待できるという。また、田中准教授は量子アニーリングの今後の展望について、量子技術の認知を生成AIと同程度まで向上させる必要があると指摘。「技術は人のためにある。生成AIのように分かりやすい形で社会に届ける取り組みが必要」と語る。

  1. 内部構造が不明な関数に対し、入力と出力の関係のみから最適解を導く手法。 ↩︎