BCG XのAIエンジニアがわかりやすく解説

BCG XのプリンシパルAIエンジニア高柳 慎一が、「ちょっとだけマニアックなAIの話」を噛みくだいてお届けする連載です。

第1回 “AIの素”を開発する知られざる組織「EleutherAI」

インスタントラーメンほど手軽にChatGPTが作れる“AIの素”を開発する研究団体についてお話しします。聞き慣れない響きの団体ですが、実は皆さんの生活とちょっぴりつながっているかもしれません。

第2回 AIと人間の未来を決める鍵「アライメント」

AIの目的や行動が人間の価値観に沿うよう調整する「AIアライメント」の考え方は、AIと人間の未来に不可欠です。AIの行動の起点となる“報酬”を糸口に、アライメントの難しさについて解説します。

第3回 その文章、生成AIが書いている?識別という難問

画像や動画については、AIが作成したことを識別する「電子透かし」技術が現実的になってきました。では、AIが書いた文章を見分けるにはどうすればいいのでしょうか?研究の最前線をのぞいてみましょう。

第4回 生成AIの精度を高める「RAG」

生成AIの回答を、外部のデータベースやインターネットの情報を検索して補完する「RAG(検索拡張生成)」。大規模言語モデルを実践的に活用するための技術として、ビジネスの現場で急速に導入が進んでいます。

第5回 生成AIのトレンドは「低価格化、高速化、多様化」 

日々目まぐるしく進化する生成AI。昨今は「低価格化、高速化、多様化」という3つのトレンドにより、価格や速度がネックになっていた領域でも生成AI活用のハードルが下がり始めています。

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高柳 慎一 写真

ボストン コンサルティング グループ
BCG X プリンシパルAIエンジニア
高柳 慎一
北海道大学理学部卒業。同大学大学院理学研究科修了。総合研究大学院大学複合科学研究科統計科学専攻博士課程修了。博士(統計科学)。株式会社リクルートコミュニケーションズ、LINE株式会社、株式会社ユーザベースなどを経て現在に至る。デジタル専門組織BCG Xにおける、生成AIを含むAIと統計科学のエキスパート。