【コラム連載】シニア・パートナー森田の眼
BCG消費財・流通グループの日本リーダー、森田 章がサステナビリティなどの最近のトピックについて独自の視点で語る。『物流ニッポン新聞』で連載しているコラムを転載する。
シェア・オブ・ウォレットと競争優位性
小売業はPOSデータを活用してきたが、競合との比較が難しいという課題があった。シェア・オブ・ウォレットを分析し、競争優位性や顧客ロイヤルティを強化しようとする動きが広がっている。
日本の発酵文化とバイオものづくり
日本の発酵文化は世界をリードしているが、バイオものづくりの分野では他国と比べ大規模な成功事例がまだ少ないのが現状だ。
森林破壊フリーの証明とサプライチェーン変革
ネットゼロに向けたルールが厳格化され、食品・飲料メーカーなどは森林破壊に加担していない農地利用の証明を求められている。
スコープ3の脱炭素、業界連携が鍵
消費財業界は、スコープ3の脱炭素に向け強力なリーダーシップのもとで連携を強める必要がある。
農業の閉塞感を打破する「水平分離」モデル
代々受け継いだ土地で、生計のため、あるいはその一助とするために農業をするという伝統を崩す革新的な動きに注目する。
生成AIによる「合成記憶」が認知症に効果?
記憶とは奥深いもので、取り込まれた情報が脳の海馬に貯蔵され、それを何らかのきっかけで思い出すことができる。
再エネへの転換と生物多様性の関係
再生可能エネルギーへの転換が進んでいるが、それが同時に生物多様性を毀損しているのではないかという批判がある。
プラスチック条約合意に向けた課題
プラスチックの普及率が高まったきっかけは第2次世界大戦。実は新しい素材といえるが、今や生態系を壊す最大の要因の一つだ。
「攻め」の循環型経済に発想の転換を
ビジネスモデルを循環型に転換し、いかに競争優位性をつくり、もうけるかという発想の転換が求められている。
コメ価格が温暖化とウクライナ侵攻で急騰
世界を見渡すと、いまコメの価格が急上昇している。世界人口の半分以上の主食であるコメが約15年ぶりの高い価格水準になっている。