BCG、経済産業省の「スタートアップM&Aガイダンス」策定を受託・支援
経営コンサルティングファームのボストン コンサルティング グループ(以下、BCG)は、経済産業省から委託を受け[注]、「スタートアップM&Aガイダンス―スタートアップ・エコシステムの成長・発展並びに新産業の創出に向けて―」の策定を支援しました。本ガイダンスは5月20日に経済産業省より公表されました。
■ ガイダンス策定の背景
スタートアップ・エコシステムを発展させていくうえでは、スタートアップ各社が個社の事業フェーズや特性等を踏まえ、IPO(新規公開株式)やM&Aといった次の成長手段を適切に選択していくことが重要です。しかしながら、日本ではIPOが資本政策上の主たる成長手段として認識される傾向が強く、諸外国に比べM&A比率は低い水準に留まっています。
■ ガイダンスの概要
本ガイダンスは、スタートアップによる成長手段としてのM&Aをより加速、活性化していくうえで、売り手であるスタートアップ(特に経営者)および大企業をはじめとする買い手側それぞれの立場において留意することが望ましい事項を体系的にまとめたものです。策定にあたっては、各業界の有識者へのヒアリングをもとに実務上の論点や対応をまとめています。
主な構成は以下の通りです。
- 第1章 スタートアップM&Aを取り巻く状況・課題
国内外のIPO・M&A比率の比較、M&A活用が進まない背景と課題を整理
- 第2・3章 「売り手」へのガイダンス
デュアルトラック経営の考え方、資本政策・ガバナンス・事業戦略・人材を一体的に検討する重要性を解説
- 第4・5章 「買い手」へのガイダンス
経営戦略としてのスタートアップM&A、探索・買収価格算定・PMIの実務上の留意点を整理
- 第6章 M&A実施時の留意点
ストラクチャーの検討、インセンティブ設計、契約締結時の留意事項などを解説
- 第7章 ケーススタディ
実際のM&A事例4件について、実施に至った背景・経営上の効果、各ステークホルダーにとっての留意点等を整理し、ケーススタディとして紹介
■ ガイダンス掲載先
公表機関: 経済産業省 イノベーション・環境局 イノベーション創出新事業推進課
公表日: 2026年5月20日
掲載URL: 経済産業省 スタートアップ・新規事業
スタートアップM&Aガイダンス資料PDF (7MB): スタートアップM&Aガイダンス
[注]本事業は経済産業省から委託を受けてBCGが事務局を担い、各業界の有識者へのヒアリングの実施・取りまとめを含む調査・分析並びにガイダンスの執筆を担当した。
■ 担当者

マネージング・ディレクター & パートナー
BCGパブリックセクターグループ日本共同リーダーおよび、気候変動・サステナビリティグループのコアメンバー。
東京大学法学部卒業。カリフォルニア大学ロサンゼルス校法科大学院修士(LL.M.)。総務省を経てBCGに入社。その後、青山社中株式会社を経て、BCGに再入社。BCGシカゴ・オフィスに勤務した経験もある。

パートナー
BCG気候変動・サステナビリティグループ、パブリックセクターグループ、産業財・自動車グループのコアメンバー。
東京大学工学部卒業、同大学院工学系研究科修了。
シンクタンク、外資系コンサルティングファームを経て現在に至る。
直近では、スタートアップ関連の政策立案や事業会社との連携促進支援にも携わっている。
■ 本件に関するお問い合わせ
ボストン コンサルティング グループ マーケティング 中崎・中林・河西
Tel: 03-6387-7000 / Fax: 03-6387-0333 / E-mail: press.relations@bcg.com