世界の国々と地球的規模の課題解決を考える
 
              2025年4月に大阪市の夢洲(ゆめしま)で開幕した日本国際博覧会(大阪・関西万博)。ボストン コンサルティング グループ(BCG)は、地球的規模の課題解決に向けて対話を行う「テーマウィーク」に全体協賛として参画した。テーマウィークでは8つのテーマを設定し、関連の深い参加者が解決策について話し合うトークセッションが開催されている。各セッションの様子をレポートする。
ウクライナ、イスラエル、日本のアーティストが語る文化資源の可能性
5月5日、日本文学研究者のロバート・キャンベルさんがモデレーターを務めるセッションが開催された。戦争、紛争、甚大な自然災害を経験した3国からアーティストが集い、分断する世界で文化資源をいかに未来へとつないでいくか語り合った。
アバター技術がもたらす人の進化 石黒浩氏ら専門家が意見を交わす
5月17日、アンドロイド、アバター(自身の分身となるキャラクター・ロボット)研究で知られる石黒浩氏がモデレーターを務めたセッションでは、アバターが社会にどう受け入れられ、社会をどう変えていくか、専門家が意見を交わした。
エシカルな消費で持続可能な社会を
6月16日、ファッションやサステナビリティの分野で活躍する国内外の6人が登壇し、経済、文化などの視点からエシカルな社会の実現について意見を交わした。いま、地球はエシカルな方向に進んでいるのか?どうすれば消費者はエシカルな買い物をするのか?その答えを探った。
ウェルビーイングが企業にとって当たり前の時代に
6月28日、働く人のウェルビーイングと企業業績をどう両立させるか、などをテーマにBCGヘンダーソン研究所の苅田修、日本マイクロソフト社長の津坂美樹氏ら5人が話し合った。ウェルビーイングはもはや企業にとって事業の一部であり、それを考えない経営はありえない時代になる。
AI時代は“遊び”が学びの原動力になる
7月25日、メディアアーティストで筑波大准教授の落合陽一氏がモデレーターを務めるセッションが開かれた。AI時代に人は何のために学ぶのか、学びにおいて何が重要なのか、東京大学教授の暦本純一氏ら専門家5人が意見を交わした。
シリア、アフガン、日本の視点から考える平和
8月12日、国境を越えた平和構築や人権を考えるセッションが開かれた。難民の経験や紛争地域から見る平和の考え方に加え、多様性を当たり前と捉えるアートの視点をヒントに、5人の登壇者が平和への道筋を探った。
気候変動に対し「今、一人ひとりに何ができるか」
9月18日、気候変動への対応をテーマにしたセッションが開かれた。さまざまな分野の気候変動の専門家6人が、自身の取り組む実践的で手頃、かつ「一石二鳥」を狙える施策を共有し、国・企業・個人がそれぞれの立場から地球の未来にどう貢献できるかについて意見を交わした。
最終回「SDGs+Beyond いのち輝く未来社会」は近日公開予定。







 
    