【更新】BCG、愛知県による「2024年度『あいちデジタルヘルスプロジェクト』共創促進事業『新サービス創出事業』」における実証事業者を決定

経営コンサルティングファームのボストン コンサルティング グループ(以下、BCG)は、愛知県から「2024年度『あいちデジタルヘルスプロジェクト』共創促進事業及び社会実装・共創基盤構築事業」の業務委託を受け、この度「2024年度『あいちデジタルヘルスプロジェクト』共創促進事業『新サービス創出事業』」の実証事業における執行団体[注]として、実証事業者の公募を実施し、実証事業者を決定しました。本事業では、超高齢社会の危機の克服に向けて、デジタル技術などを活用し、愛知県民の健康寿命延伸と生活の質(QOL)の維持・向上に貢献する各種サービス・ソリューションの創出を目指す「あいちデジタルヘルスプロジェクト」を立ち上げ、産学官金の連携による実証実験などを通じて、愛知県における新サービスの社会実装を実現するために、実証事業者を公募・決定のうえ、BCGが当該事業者の社会実装に向けた活動を支援します。

BCGは、官公庁(政府機関および地方自治体)などのパブリックセクターや、製薬企業・医療機器メーカー・医療機関・ヘルス&ウェルネスなどヘルスケア関連の幅広い領域でクライアントを支援しています。また、デジタル専門家集団BCG Xを中心に、新規事業の立ち上げ支援にも豊富な実績があります。今回の実証事業では、BCGのパブリックセクター領域およびヘルスケア領域のエキスパートが事業者を支援する予定です。

1.  実証事業者の決定について ※2024年9月18日更新

2024年7月2日(火) ~7月26日(金) に公募した「2024年度『あいちデジタルヘルスプロジェクト』共創促進事業『新サービス創出事業』」において合計12件の提案があったところ、以下3社を採択しました。

事業名 事業者名 連携団体
フレイル対策の効率化・効果改善を目指した口腔・身体的フレイルリスク評価サービスの提供 エーザイ株式会社 Arteryex(アーテリックス)株式会社、株式会社ロッテ、一般社団法人豊田加茂歯科医師会、豊田市
骨粗鬆症リスク予測に基づいた行動変容支援事業 TOPPAN株式会社 株式会社ヘルスケアシステムズ、東浦町、国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学
シニア向けアプリケーション付きタブレット「ケアびー」による”在宅ケアの充実・効率化” Hubbit株式会社 株式会社八神製作所、株式会社名古屋銀行、医療法人 豊田会、国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学、春日井市

(参考)愛知県からの本事業採択にかかるプレスリリースはこちらから

2. 本事業の実施の趣旨・背景について(公募要領より抜粋)

愛知県は2020 年 12 月に認知症施策の推進を目的とした「あいちオレンジタウン構想第2期アクションプラン」を策定し、国立長寿医療研究センターを中核とした産学官連携による共同研究や、健康長寿社会の形成に係るスタートアップ等と研究機関の連携支援を実施してきた。また、2022 年 12 月には、愛知発のイノベーションを絶え間なく創出していくため「革新事業創造戦略」を策定し、重点分野の一つに健康長寿分野を位置づけ、社会課題解決と地域活性化を図るプロジェクト創出を推進している。こうした中、新たな取組として、デジタル技術等を活用して、県民の健康寿命延伸と生活の質(QOL) の維持・ 向上に貢献する各種サービス・ソリューションの創出を目指す「あいちデジタルヘルスプロジェクト」 (以下、プロジェクト) を立ち上げ、推進母体として 2023 年 9月に「あいちデジタルヘルスコンソーシアム」 (以下、コンソーシアム) を設立 、 2024 年 3 月には、目指すべき姿や取組の方向性などプロジェクトの全体像を示す「あいちデジタルヘルスプロジェクト基本計画」(以下、基本計画)を策定した。
本業務は、基本計画で示した、プロジェクトにおいて実施する「社会実装先行事業」、「共創促進事業」及び「社会実装・共創基盤構築事業」の3つの事業のうち、「共創促進事業」の一環として、民間事業者・スタートアップや研究機関・大学等と、高齢者を支える団体(市町村、介護施設、医療機関等)が連携し、高齢者やその家族、高齢者を支える団体が抱える課題の解決に向けた新サービスの実証事業を推進することにより、超高齢社会の課題を解決する様々なサービス・ソリューションの創出とその社会実装を目指す。

[注]実証事業者の公募、交付決定、確定、経費の交付等を実施し、実証事業の事務局業務、実施支援・管理、効果測定を行う。

■ 本事業に関するお問い合わせはこちら
あいちデジタルヘルスコンソーシアム事務局(BCG)
E-mail: AichiDHC@bcg.com

■ 担当者

丹羽 恵久

マネージング・ディレクター & シニア・パートナー
BCGパブリックセクターグループのアジア・パシフィック地区リーダー、および気候変動・サステナビリティグループの日本リーダー。テクノロジー・メディア・通信グループ、社会貢献グループ、および組織・人材グループのコアメンバー。

萩尾 幸司

マネージング・ディレクター & パートナー
BCGヘルスケアグループ、およびコーポレートファイナンス&ストラテジーグループのコアメンバー。
早稲田大学法学部卒業。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス・アンド・ポリティカル・サイエンス法学修士(LL.M.)。TMI総合法律事務所を経て現在に至る。

■ 報道関係のお問い合わせはこちら

ボストン コンサルティング グループ マーケティング 小川・中林・福井
Tel: 03-6387-7000 / Fax: 03-6387-0333 / Mail: press.relations@bcg.com