BCG、GX推進機構の「GX関連製品の価格転嫁・需要動向の調査分析」を支援
経営コンサルティングファームのボストン コンサルティング グループ(以下、BCG)は、脱炭素成長型経済構造移行推進機構(以下、GX推進機構)から委託を受け、「GX関連製品の価格転嫁・需要動向の調査分析」の支援をしています。GX推進機構の「GX Future Report 2025」において、本調査分析の一部が公表されました。
GX(グリーントランスフォーメーション)製品[注1]の普及には、原料および燃料・中間財・最終財といったサプライチェーン全体で、環境対応コストを転嫁できる市場メカニズムの構築が不可欠です。しかし、現状は需要家の環境価値に対する支払い意欲が十分に明らかでないことから、供給側の投資や技術開発へのインセンティブが働きにくい可能性があります。
本プロジェクトでは、消費者アンケートを通じた需要家の環境価値の支払い意欲の把握、既存製品をGX製品とする際の供給側コスト試算[注2]のほか、海外先進プレイヤーの価格転嫁の成功事例からの示唆をまとめ、日本におけるGX製品市場の成立可能性と、今後の政策的支援の方向性を検討しました。
「GX Future Report 2025」はこちらからご覧ください。
https://www.gxa.go.jp/.assets/gx_future_report_2025.pdf
■ 参考資料
GX推進機構プレスリリース(2025年11月5日)
「GX Future Report」、「GX Future Lab」を公表しました
[注1]GX製品とは、製造(素材や燃料の製造時を含む)や流通にともなう温室効果ガスの排出削減を行った製品のこと。
[注2]具体的には航空券、EV(電気自動車)、PETボトル飲料、スマートフォンの4製品を対象として消費者アンケートと供給分析を実施した。
■ 担当者

マネージング・ディレクター & パートナー
BCGパブリックセクターグループの日本共同リーダーおよび気候変動・サステナビリティグループのコアメンバー。
東京大学法学部卒業。カリフォルニア大学ロサンゼルス校法科大学院修士(LL.M.)。総務省を経てBCGに入社。その後、青山社中株式会社を経て、BCGに再入社。BCGシカゴ・オフィスに勤務した経験もある。

マネージング・ディレクター & パートナー
BCG産業財・自動車グループ、気候変動・サステナビリティグループ、コーポレートファイナンス&ストラテジーグループのコアメンバー。
名古屋大学法学部卒業。三菱重工株式会社を経てBCGに入社。
庄子 可那子

プロジェクトリーダー
BCG産業財・自動車グループのコアメンバー。気候変動・サステナビリティ領域のエキスパート。
横浜国立大学経済学部卒業。オックスフォード大学経営学修士 (MBA)。日本銀行を経てBCGに入社。
■ 本件に関するお問い合わせ
ボストン コンサルティング グループ マーケティング 中崎・中林・河西
Tel: 03-6387-7000 / Fax: 03-6387-0333 / E-mail: press.relations@bcg.com