戦略的プライシングに必要な3つのポイント コスト・価値・競合を把握する

価格戦略を高度化させるには何が必要か。BCGのプライシングの第一人者ジャン・マヌエル・イザレットが、戦略的プライシングに欠かせない3つの視点、「コストの理解」「価値の見極め」「競合他社の把握」について解説する。全3回にわたるシリーズの第2弾。

ジャン・マヌエル・イザレット マネージング・ディレクター&シニア・パートナー。BCGマーケティング・営業・プライシンググループのグローバルリーダー。消費財、小売、ハイテク、金融サービス、産業財など業界問わずプライシングの問題に取り組んできた。BCGのシンクタンク「BCGヘンダーソン研究所」のフェローを兼務。プライシング戦略に関する書籍『Game Changer: How Strategic Pricing Shapes Businesses, Markets, and Society』(A Wall Street Journal and USA Today bestselling book)の著者。仏エコール・サントラル・パリでマーケティング博士号、工学修士号、および仏パリ政治学院で経済学修士号を取得している。